ボードゲームのカタンが遊べるアプリ「カタンユニバース」で遊んでみました。
有料アプリの「カタンクラシック」は知っていましたが、基本料金無料のアプリもあったんですね。
現在シングルプレイでランク10まで遊んだので、ご紹介します。
カタンユニバースのはじめ方
最初にアプリを立ちあげると登録画面が表示されます。
海外アプリに個人情報を登録するのは不安……という方は、「Play without login」をタップすると会員登録しないで遊ぶことができます。
つぎに利用規約に同意するにチェックし、「Accept」をタップすると、ホーム画面に移動します。
読み込みの調子が悪いと利用規約に同意してもまた規約が表示されることがありますが、何回か繰り返すとホーム画面に移ります。
はじめてアプリを起動した時、メッセージが表示されます。
メッセージを進めていくとチュートリアルが表示されます。
「Start」をタップすると、チュートリアルがはじまります。
1度チュートリアルをやらないとランクが「-」になっているので、「もうカタンのルール知っているよ!」という人もやっておきましょう。
ランクについては、あとで説明します。
間違ってチュートリアルをプレイする前にウィンドウを消してしまった……という人は、ホーム画面の右側に表示されているおっちゃんの顔アイコンをタップすると再度表示されます。
ユーザー登録をしていない場合、登録しますか?というメッセージが表示されますが、「Not now」をタップすれば未登録のまま始められます。
チュートリアルの相手はぜんいんコンピューターなので、あせらずやりましょう。
カタンユニバースのゲーム画面の見方

項目 | 説明 |
---|---|
(1)騎士数 | 出している騎士カードの枚数。 3枚以上かつ最多数だとLargest Army(最大騎士力)で勝利点2点になります。 |
(2)街道数 | 建設している街道の数。 5本以上かつ最多数だとLongest Road(最長交易路)で勝利点2点になります。 |
(3)手札の枚数 | 持っている手札の数。 8枚以上あるとダイスの出目が7の時に手札を半分に減らさないといけません。(バースト) 枚数が8枚以上の場合は、赤字で表示されます。 |
(4)発展カード枚数 | 持っている発展カードの枚数。 |
(5)勝利点 | 勝利点。 通常は10点でゲーム終了です。(対戦の設定で変更可能) 自分が勝利点の発展カードを持っていた場合、発展カード込みの勝利点が表示されます。 |
(6)メニュー | メニューを開きます。 途中でゲームを中断したいときなどに。 |
(7)トレード | トレードメニューを開きます。 トレードメニューでは他プレイヤーとのトレード、銀行とのトレードがタブで切り替えできます。 | (8)所持資源 | 持っている資源の数です。 | (9)コマンド | 自分の手番開始時にはダイスを振るボタン、ダイスを振ったあとはターンを終了させるボタンになります。 |
交渉をするには、左下のトレードアイコンをタップします。
デフォルトが対人(対コンピューター)の交渉になっており、上のタブを切り変えると銀行と資源の交換ができます。
欲しい資源を上から選択、こちらが出す資源を下から選択し、画面右下にあるチェックを押すと各プレイヤーに通知がいきます。
画面右上に交渉結果が表示されます。
×なら拒否、レなら交渉OK。
下のスクリーンショットなら緑と紫のプレイヤーは拒否、灰色のプレイヤーは交渉成立します。
交渉OKのプレイヤーが複数いる場合は、交渉したい方の色のチェックボタンをタップします。
相手が交渉にのってきたら、再度画面の右下にあるチェックをタップすると資源をトレードできます。
相手が交渉にのってきたのを見てからキャンセルもできるので、トレードをだしにして相手の持っている資源を探ることもできます。
チュートリアルの途中、発展カード(Development cards)を引くところがわかりにくかったので補足します。
ゲーム中、画面を右下方向にスライドするとカードの山があります。
カードの山をタップすると発展カードが引けます。
チュートリアルが終わると、ランクが「-」から「1」になります。
ランクはカタンユニバースにおけるレベルのようなものです。
対戦するごとに経験値が入り、ランクがあがっていきます。
チュートリアルがおわるとホーム画面に移ります。
左上のユーザー名は最初はデフォルトの名前が入っていますが、名前の部分をタップすると任意の名前に変更できます。
すでにほかのユーザーで使われている名前は使用できません。
まずはランク5を目指そう!
ホーム画面の下にはアイコンが表示されていて、それぞれ基本セット、拡張セットに対応しています。
まずは1番左の基本セット(The Game)から遊ぶのがおすすめです。
最初はシングルプレイヤーとオートマッチはロックされています。
ロックを解除するには、買い切りで購入するか、スクロール(巻物)を使います。
買い切りで購入すると、制限なしで遊べるようになります。
スクロールを使うと、24時間だけシングルプレイとオートマッチが解放されます。
はじめた時にスクロールを2個持っているので、まずはスクロールで解放するといいでしょう。
スクロールの効果中は、ホーム画面の左上にアイコンが表示されています。
アイコンをタップすると残り時間が表示されます。
ちなみに、残り時間5分くらいでゲームを開始してゲーム中にタイムリミットがきてもゲーム終了までは遊べました。
ランク5になると、スクロールが追加で5個もらえます。
ランクが5になる前に最初のスクロールを使いきってしまうと課金するしかなくなってしまうので、最初はまとまって時間が取れる時に遊ぶのがおすすめです。
経験値はシングルプレイで1戦50exp、負けると半分の25exp入りました。
ランク1からランク5までに必要な経験値は500なので、だいたい10戦〜20戦です。
ランク | 次のランクまでの経験値 |
---|---|
1 | 100 |
2 | 100 |
3 | 100 |
4 | 200 |
5以降 | 250 |
また、ランクが10になるとさらに追加でスクロールが2個もらえます。
ランクは最大20までなので、いつまでも無料で遊べるわけではありませんが、スクロールが尽きるまでかなりの回数が遊べるはずです。
カタンクラシックとの違い
※2020/4/21修正
カタンクラシックで一部拡張が購入できるようになっていたので修正。
カタンユニバースと同じ会社がだしているアプリで、カタンクラシックというアプリもあります。
カタンクラシックは本体が600円(Android版)/610円(iOS版)。
拡張は航海者(海カタン)と都市と騎士(騎士カタン)のみ610円で追加購入できます。
また、iOS版のみカタンクラシックHDというiPad専用のアプリがあります。
アプリ | カタン ユニバース | カタンクラシック |
---|---|---|
料金 | 基本無料 拡張は500カタンゴールド(=600円) |
本体600円(iOS版610円) 拡張は各610円 |
拡張セット対応 |
航海者版 都市と騎士 スペシャルシナリオ インカ帝国の隆盛 カタンライバルズ |
航海者版 都市と騎士 スペシャルシナリオ |
日本語対応 | × | ○ |
日本語でプレイしたいならカタンクラシック、より多くの拡張をプレイしたいならカタンユニバースですね。
おまけ:対訳表(英日)
残念ながらカタンユニバースは日本語対応していないので、ルールを検索するときの目安にどうぞ。
英語 | 日本語 | 説明 |
---|---|---|
Settlement | 開拓地 | 勝利点1点。 対応する出目が出たとき、1軒につき資源1枚がもらえる。 |
City | 都市 | 勝利点2点。 対応する出目が出たとき、1軒につき資源1枚がもらえる。 |
The robber | 盗賊 | 盗賊がいるタイルからは資源が取れない。 ダイスで7を出した時に、ダイスを振ったプレイヤーが移動させることができる。 騎士カードでも移動できる。 |
Development Cards | 発展 | 自分のターン中に資源を払うことで買えるカード。 さまざまな効果がある。 |
Knight | 騎士 | 盗賊を移動させる発展カード。ダイスを振る前にも使える。 |
Road Building | 街道建設 | 街道を2本建設できる発展カード。 |
Year of Plenty | 発見 | 好きな資源を2枚もらえる発展カード。 |
Monopoly | 独占 | 資源を1つ選び、ほかのプレイヤー全員の手札からその資源を奪う発展カード。 |
Longest Road | 最長交易路 | 勝利点2点。 街道を5本以上、最多で建設した人がもらえる。 道賞と呼ぶ人もいる。 |
Largest Army | 最大騎士力 | 勝利点2点。 騎士カードを3枚以上、最多で出した人がもらえる。 騎士賞と呼ぶ人もいる。 |
カタンユニバースのよかった点
ていねいな作りで遊びやすい
カタンユニバースはすごく操作性がよくて遊びやすいです。
コンピューターも強さをmasterにするとなかなか強く、カタンは有名すぎていまさら練習しづらいという人にもおすすめです。
同じ強さmasterでもキャラによって強さが違うみたいで、Candamir>>Hidegard>その他の順で強いと感じました。
自分が勝利点7点、ほかNPCが2点くらいで「余裕だな……!」とか思っていたらNPC総出で妨害→最長交易路をはがされて逆転コンボを決められたことも。
あと交渉からの独占もふつうに使ってきます。
対人でやったら間違いなくキレられるやつ。
エグイ。
選択ルール「親切な盗賊(フレンドリーロバー)対応
カタンは最序盤に盗賊が出て重要な資源を止められてしまうと、資源を止められたプレイヤーの勝ち目がほぼなくなるという欠点があります。
そのために、カタン拡張「商人と蛮族版」では勝利点が2点しかないプレイヤーの土地には盗賊がおけない「親切な盗賊」という選択ルールが追加されました。
カタンユニバースでもこの選択ルールに対応しており、ゲーム設定画面でFrendly robberにチェックを入れると有効になります。
特殊マップや特殊ルールなど、スマホアプリならではの遊びも
カタンユニバースでは通常マップのほかに、特殊な配置のマップで遊ぶこともできます。
「Ore For Wool」では鉱石が出にくく、羊が出やすいマップになっています。
また「The Harbormaster」では港に関する特殊ルールがあります。
港に隣接する土地に開拓地または都市を建設すると港ポイントが1~2点入り、最初に3港ポイントを取った人が勝利点2点を得ることができます。
最長交易路の港版、といったところでしょうか。
こうした通常とは違うルールで遊べるのも、アプリならではの楽しみです。
カタンユニバースの気になった点
発展カードがかたよっている気がする
発展カードを引いたときに、騎士以外のカードが出る率が高い気がします。
カタンの発展カードは、騎士カードの枚数が1番多いです。
発展カードを引くと騎士がほとんど、たまに勝利点、その他のカードは2枚しかないのでほぼ出ない……といった感じです。
カタンユニバースのシングル3人プレイを30戦くらいしましたが、発見はほぼ毎ゲーム、街道建設や独占もけっこうひんぱんにでます。
3人プレイだと1ゲームで10枚くらいしか引かれないので正直、こんなに確率高くないんじゃない? とは思っています。
ダイスの目のかたよりはアナログでもデジタルでもありますけどね。
カタンユニバースの感想まとめ
以上、カタンユニバースの紹介でした。
ボードゲームの面白さって好みによるところが大きく、賞を取っている作品や「定番」「殿堂入り」といわれているような作品でも実際プレイしてみると「ぜんぜん面白くない……」ということもあったりして、買うハードルがけっこう高いんですよね。
実際にボードゲームを買う前に無料でお試しができるようになっているのはよいと思います。
ボードゲームをやってみたいけど一緒に遊ぶ人がいないという人にもおすすめです。