最近、Claude Codeを使ってゲームを作っています。

ちょうど2026年6月9日に、Claudeの上位モデル「Fable 5」がリリース。

リリース直後は、1番安いProプランでもFable 5 が使えるキャンペーンをやっていました。(キャンペーン終了後はMaxとTeam Premiumプランのみ)

キャンペーン期間中にFableを使い倒した結果、かなりOpusとの違いを感じました。

ゲーム開発で感じたSonnet、Opus、Fableモデルの違いを比較します。

開発方法

作っているのは、2Dステルスアクションゲーム。(ゲームエンジンはUnity 6)

最初に設計方針、ザックリとした仕様、コーディング規約を書いたドキュメントを渡して、Claude Codeにシステムの設計からお願い。

機能ごとに、設計意図をドキュメント(mdファイル)として出力してもらい、設計に沿って実装をすすめていきます。

ドキュメントはCLAUDE.mdに索引を作成&作業前に関係するドキュメント読むよう指示を書いています。

ドキュメント名 内容 行数
CLAUDE.md
(プロジェクト用)
  • プロジェクト概要
  • ドキュメント索引
  • セッションログ索引
  • 横断的で分類が難しい情報
  • 注意事項など
100行くらい
ARCHITECTURE.md
  • 技術スタック
  • 設計方針
  • 設計意図ドキュメント索引
  • 画面遷移図
  • データ設計
  • ディレクトリ構成など
120行くらい
DOMAINS.md
  • 画面仕様
  • キー操作
  • プレイヤーや敵の状態遷移など
420行くらい
PATTERNS.md
  • コーディング規約
20行くらい

最初の仕様に書いていない細かい部分や未決定だった部分は、思いつくたびプロンプトで指示して作ってもらいます。

機能追加や仕様変更があった場合は、更新履歴もつけてドキュメントも更新してもらっていました。

セッションはコンテキスト量がいっぱいになっていなくても、作業内容が変わる場合はセッション引継ぎスキル(CLAUDE.mdのセッション一覧に、セッションログへのリンクをつけて追記)を使って進捗状況を保存し、新しいセッションを立ち上げます。

コンテキスト量上限の30%~50%くらいでセッションが変わることが多いです。

ふるまい・回答精度の比較

Sonnet

動くコードは作ってくれるけど、たびたびドキュメントに書かれている設計方針を無視します。

設計方針に「SOLID原則を順守」と書いてあるのに、責務が複数あるクラスを作ってきたり。

こっちが指摘したら直してくれるんですが、最初からちゃんとしたもの出して! と言いたくなる。

設定ファイルに書かれたことを聞かないので、使っていたのはClaude Code使い始めた初期の初期だけで、すぐOpusに移行して使わなくなりました。

ゲーム開発は複数のファイルにまたがる複雑な作業が多いので、Sonnetだと力不足を感じます。

今は働きながらゲーム作っていて、週15時間くらいしか使えないから常時Opusでも使用量には問題なく、Sonnetを使って使用量を節約したいシーンがありませんでした。

Opus

言われたことはしっかりやるけど、こっちがClaude Codeに無断で変更したものはキャッチしてくれません。

そのため、Claude Codeが作ってくれたものに自分で手を加えると、機能追加などで再度修正を頼んだ時に自分が行った修正が巻き戻ってしまうことがありました。

勝手に変えるなと言われればその通りなんだけど、プログラムじゃないメニュー名の文言くらい好きに修正させてくれ、というのが人情というもの。

Unityを使っていると、GameObjectを追加したりヒエラルキー構造もどんどん変わっていきます。

その変更をキャッチできなくて、ヒエラルキーが絡む問題では特に的外れな回答が多かったです。

Fableだと設定が絡む問題では実値を確認してから回答してくるので精度が高いですが、Opusは実値を確認せずに設定値を推論して回答を返してくるので、「設定が〇〇だからこうなっています」→「いや、設定は××なんだけど……?」となるケースが頻発しました。

現在の設定を把握していない」というのがけっこう致命的で、Opusが推論している設定値と実際の設定値が違って、なかなか話がかみ合わないです。

また、同じセッション内なのに前に実装した機能と似た機能実装する時でも、実装方法を前の機能とあわせないで作り始めて一貫性がなくなったりもしました。

情報が不足している時でもこちらに確認せず自分で推測して進めがちで、頼んでないことまで勝手にやることがあります。

たとえば特に不具合のないスクリプトがこちらの設定漏れで動かなかった場合、スクリプト自体を修正しようとします。

こちらとしては別にスクリプトをなおさなくても、ただ「ここの設定が漏れているよ」とだけ教えてくれればよかったのに……と思うことがしばしばありました。

勝手にやったことがよろしくない場合は、手戻りが発生します。

頼んでいないことで手戻りが発生するのは、なかなか理不尽に感じました。

自己完結していて、能力は高いけど周りを見ずに自分1人で作業しているコミュ障という感じ。

Fable

自分が言わなくても、めっちゃ気を利かせてくれます。

無断で行った修正もちゃんとキャッチしてくれて、作業前に「前回のコミットから変更されてるファイルあるけど大丈夫?」みたいに聞いてくれます。

明らかに「こっち」を意識している。

プランモードにしていなくても、実装前に方向性を確認し、慎重に作業を進めてくれます。

情報が足りないときは、質問をして認識があっているか確認してきます。

確認・質問の頻度が高いため、手戻りはほぼなし。

こちらが特に指示しなくても、現在の設定がどうなっているかを事前に確認してくれるため、Unityプロジェクトのヒエラルキーの構造も完全に把握して回答が的確です。

Opusは指示を聞きつつも自分1人で作業しているけど、Fableは人間と協働してくれます。

Opusが「AIツール」だとしたら、Fableは「以心伝心の仲間」って感じ。

使用上限の比較

キャンペーン中に試したため、Proプラン+週上限50%増量キャンペーンでの使用感となります。

5時間制限

Fableを1時間ぐらい使うと、すぐに達します。

この1時間には作ってもらったスクリプトをUnityでセットアップする時間も含めているので、Claude Codeが動いているのは実質15分~30分くらい。

入出力の単価がOpusの倍というだけではなく、1つ1つの仕事を丁寧にやってくれるので、額面以上に使用上限に達するのが早く感じました。

週制限

ProプランでもFalbeが使えるキャンペーンと一緒に週上限50%増量キャンペーンを一緒にやっていたため、週15時間くらいの作業ではFableの使用上限は50%~80%くらいに収まることが多く、ほとんどひっかかりませんでした。

キャンペーンが2026年7月20日(祝)までだったので、最後の3連休に朝5時から5時間ごとにキッチリ回していたら、最後の最後だけひっかかりました。

キャンペーン終了後はFableが使えるのがMaxプランで、Maxプランは最低でもProプランの5倍の使用上限になることを考えると、自分の使い方では週制限にはひっかからない気がしてます。

コンテキスト上限

Fableを使うと5時間制限にはひっかかりまくりますが、コンテキスト上限に達する意外とOpusとほとんど変わらない感じを受けました。

どのモデルを使うべきか?

次の2点から考えるとよいです。

  • Claude Codeを1日どのくらい使うか
  • 週の途中で使用上限に達してClaude Codeが使えなくなると、どのくらい困るか

毎日1時間くらいしか使わないのであれば、常時Fableで作業しても上限にはひっかかりにくいので常時Fableでよいです。

作業ごとにモデルを切り替えるの面倒だし。

個人でのゲーム開発だと、グラフィックや音楽素材を用意したり、シナリオを書いたりとプログラム作る以外にもやらなきゃいけないことがいっぱいあります。

私の場合、Claude Codeの使用時間が平日1時間+休日4時間(週15時間くらい)と少なめ&Claude Codeが使用上限に達して使えなくなってもプログラム以外の作業を進めればよく、あまり困らないのでキャンペーン中は常時Fableを使っていました。

逆にいっぱい使いたいよって人は、簡単な作業はOpusかSonnet、難しい問題はFableというように、作業にあわせてモデルを変える必要があります。

まだ使い始めでよくわからんぜ! という人は、上位モデルからはじめて、もっと使いたいと思ったら下位モデルも混ぜていくとよいと思います。

Claude Fable 5 を使った感想

Fableを使い倒したあとは、「もうOpusには戻りたくないな……」ってなっています。
Opus君、あまりにも気が利かなすぎてツラい。

Sonnet・Opusは自分に知識があって、AIが出してきたコードのおかしな点を指摘できる人じゃないと、長期のプロジェクトではコードがグダグダになりそう。

非エンジニアがプログラム作りたい時は、Fableが1番よかったです。

こちらに知識がなくて具体的な指示が出せなくても、こっちのやりたいことを聞いて、いい感じにやってくれます。