美術系高校を受験した時の話です。
だいぶ昔のことなので、今と違う部分もあるかもしれません。
美術系高校の入試内容
第1志望の美術科高校(県立)は推薦入試は鉛筆デッサン+面接、一般入試は学科と着彩デッサン。
第2志望の普通科 美術コース(私立)は一般入試が学科、鉛筆デッサン、立体構成でした。
立体構成は白い工作用紙と土台用の紙を渡されて、「公園内にある長さ○メートルの川にかける橋をイメージして作れ」みたいな内容です。
過去問には学科だけではなく、実技の問題も載っています。
実技試験の内容は学校によるところが多いので、はやめに過去問を入手し、美術の先生に相談して対策をたてるとスムーズです。
実技試験に使う道具は、どちらも各自持ち込みでした。
道具を忘れると絶望的です。
立体構成は、のりだけだと乾くのに時間がかかるので、細めの両面テープを持っていくと時短できます。
普通のカッターだけではなく、デザインカッターも用意すると便利かもしれません。
(カッターを使うときはカッターマットも忘れずに)
美術系高校の受験倍率
かなり前でデータがないのですが、第1志望は4倍、第2志望は10倍くらいだったと思います。
東京の学校は倍率高めかも。
母校の最近の倍率を調べてみたら、定員割れ〜1.2倍くらいになっていました。
第2志望だった高校は美術コース自体がなくなっていました。
少子化ヤバイ。
学科試験対策
小学5年生の後半〜中学2年生まで学校に行っていなかったので、1番大変でした。
まずは小5〜中2の参考書をザっと読んで全体を把握し、小学校でしかやらない単元や、入試の配点が低い単元はあとまわしにしました。
数学の小数と空間図形は捨てた覚えがあります。
入試のための勉強は、基本は進研ゼミです。
でも進研ゼミは問題がけっこう難しくて、つまることも多かったです。(入試の問題の方が簡単でした)
夏休みには塾の夏季講習があるので、苦手な科目だけ個別指導を受けました。
塾の先生は教えるのすごく上手でわかりやすいし、お金があるなら塾最高ですね。
実技試験対策
2学期に入って勉強に余裕がでてきたころに対策をはじめました。
鉛筆デッサンは駅前の画材屋さんの上でやっているデッサン教室にかよいました。
美大受験だと美術研究所(美研)という絵の予備校に通うことが多いですが、高校受験の場合は実技はそこまでガチガチに求められてはいない感じは受けました。
美研に通うとなると、費用が高くつくので家庭の事情と応相談。
高校だけではなく、美大を目指すなら早くはじめるに越したことはないです。
立体構成は対策している時間がなく、試験前日に過去問をやる→美術の先生に見せてアドバイスもらう→入試という、完全に一夜漬けでした。
面接
とくに対策はしないで、そのまま受けました。
内容は志望動機とか、高校に入ってやりたいこととか普通の内容です。
第2志望の高校では面接の前に「不登校でも評価には影響しないので安心してください」と言われました。
第1志望の高校は特に言及はありませんでしたが、不登校については第1志望・第2志望とも何も聞かれませんでした。
最終的にはどちらも合格したので、特に影響はなかったと思います。
美術系の高校を受験した時の話まとめ
実技の試験はありますが、あくまでも学科試験が主体な印象です。
ちゃんとしたデッサンはデッサン教室に通うまでやったことがなかったですが、学科の点数が取れれば大丈夫だと思います。