この記事では、HTC VIVEのセットアップの手順を紹介します。
かかる時間はベースステーションの設置に1.5時間、その他セットアップ・ファームウェアの更新に0.5~1時間くらいです。
3時間もあれば終わるはず。
準備
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中身を確認する
セットの中身に不足がないか、確認します。
ケーブル類は箱が2段になっているので、下の方まで探しましょう。- ヘッドセット×1
- イヤホン×1
- イヤホンキャップ(替え)
- ベースステーション固定用マウント(台)×2、固定ネジ×4
- コントローラー×2
- ベースステーション×2
- 指紋拭きとりクロス
- 充電用コンセント(micro USB接続)×2
- micro USBケーブル(C1タグ)×2
- ベースステーション用電源コード(B1タグ)×2
- リンクユニット
- HDMIケーブル×2
- USBケーブル×2
- リンクユニット用電源(L3タグ)×1
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Steamをインストール、アカウントを作成しておく
HTC VIVEでVRゲームを購入するとき、VIVE PortというHTCが運営しているストアと、Steamという世界中のゲームを販売しているストアのどちらかで購入することになります。
Steamのアカウントを作っておけば、VIVE PortでもSteamでも購入できるようになります。
ストアにアクセス&購入したソフトを管理するためのSteamのソフトウェアをインストールし、アカウントを作成しておきます。
Stean(右上の「Steamをインストール」からインストール)
セットアップ
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セットアップURLにアクセスする
https://www.vive.com/jp/setup/コンシューマーエディション(=通常版)の場合は「VIVE」、HTC VIVE Proの場合は「VIVE Pro」をクリックします。
ここでは普通のVIVE(コンシューマーエディション)のセットアップ例を紹介します。
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HTC VIVE設定用ソフトをダウンロードする
ダウンロードボタンから設定用ソフトをダウンロードします。
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HTC VIVE設定用ソフトを実行する
手順2でダウンロードした設定用ソフトを、実行します。
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ライセンス契約に同意する
「HTCエンドユーザーライセンス契約と使用条件に同意し~」にチェックを入れて「はじめましょう」をクリックします。
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健康&安全を読む
健康&安全の内容を読み、「了解しました」をクリックします。
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サインインする
「サインイン」をクリックします。
ログイン画面の下にあるSteamのボタンをクリックします。
Steamのユーザー名、パスワードでログインします。
アカウントの個人設定をします。
連絡先メールアドレスに、Steamアカウント登録時に使ったメールアドレスを入力します。
デフォルトだと「個人の利用データを収集し、使用することに同意します」にチェックが入っているので、データ収集されたくない人はチェックをはずしておきましょう。
入力がおわったら「完了」をクリックします。
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ソフトウェアのインストールを開始する
「インストール」ボタンをクリックします。
セットアップには5分〜10分くらい時間がかかります。
途中でSteamのログインが求められます。
ログインするまで先に進まないので、タスクトレイのSteamのアイコンが点滅していたらログインします。
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ベースステーションを配置する
長くなるので別記事にします。
https://www.5ing-myway.com/setting-htcvive-basestation/
画面の説明は「次へ」をクリックして次のページに送ります。
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リンクボックスにケーブルをつなぐ
パソコンとHTC VIVEのヘッドセットをつなぐリンクボックスにケーブルを繋いでいきます。
リンクボックス、USBケーブル、HDMIケーブル、リンクボックス用電源アダプタ(L3)を用意して「次へ」をクリックします。
画像ではUSBケーブルとHDMIケーブルにL1、L2というタグがついていますが、現物にはタグはついていなかったです。
HDMIと書いてあるものがHDMIケーブル、○から枝分かれしているマークが書かれているのがUSBケーブルです。
リンクボックスの上部には▼VRと▼PCと書いてありますので、▼PCと書かれている方(挿入口がオレンジじゃない方)にケーブルを接続します。
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リンクボックスとパソコンを接続する
リンクボックスにつないだUSBケーブルとHDMIケーブルの端をパソコンにつなぎます。
つないだら「次へ」をクリックします。
ゲーム用パソコンの場合、パソコンの背面にはマザーボード側の端子とグラフィックカード(グラフィックボード)側の端子があるかと思いますが、 グラフィックカード側の端子につないでください。(超重要)
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ヘッドセットのケーブルをつなぐ
ヘッドセットを用意し、「次へ」をクリックします。
リンクボックスのオレンジになっている端子の方に、ヘッドセットのケーブルをつなぎます。接続するとドライバのインストールがはじまりますが、10分くらい時間がかかります。
タスクトレイにあるアイコンをクリックすると、進行状況を見ることができます。
ドライバのインストールが終わるまでけっこう時間がかかるので、部屋でも掃除して待っていましょう。
ドライバのインストールがおわると、接続確認の欄に2つチェックが入るので、「次へ」をクリックします。
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コントローラーを用意する
コントローラーを用意して「次へ」をクリックします。
コントローラーの電源を入れて「ステータスライトがグリーンになっているか確認してください」と出ますが、この時点ではグリーンにならずに青点滅します。
あとで設定するので、ここでは「次へ」をクリックして先に進んでください。
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ルームスケールの設定をする
「プレイエリアを設定」をクリックして、ルームセットアップを実行します。
こちらも長くなりそうなので、記事を分けました。
https://www.5ing-myway.com/setup-htcvive-roomscale/
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ファームウェアの更新をする
ファームウェア(プログラム)の更新がある場合、Steam VRのウィンドウでアイコンにiマークがつきます。
購入したばかりだと、ベースステーションとコントローラーのファームウェアの更新があるはずです。
「アップデートがあります」と表示されるので、リンクをクリックしてファームウェアの更新を行います。
ベースステーションのファームウェアを更新する場合、いちどベースステーションの電源を切り、取りはずします。
同梱されているmicro USB(コントローラーの充電用のC1タグがついているケーブル)でパソコン本体と接続し、背面のチャンネルボタンを押しながら電源をつけます。
2つ同時にファームウェアの更新ができないみたいなので、1つずつ更新します。
2つともファームウェアの更新がおわったら、ベースステーションを再度壁に取りつけます。
電源をつけたときに、フロントパネルの表示が「b」と「c」になっていることを確認してください。
Aになっていた場合は、チャンネルボタンを押して直します。ベースステーションのファームウェアを更新したら、次はコントローラーのファームウェアを更新します。
コントローラーの電源もいちど切ってからパソコンに接続してください。
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イヤホンを接続する
ヘッドセットの後ろから出ているイヤホンジャックに、付属のイヤホンを差しこみます。
以上でHTC VIVEの設定は完了です。
お疲れさまでした。
VIVE設定ソフトから設定した場合、設定後にチュートリアルが起動されています。
ヘッドセットをかぶって、チュートリアルをはじめてみましょう。
チュートリアルやる前にパソコンの電源を落としてしまった場合は、「SteamVR▼」→「チュートリアルを起動」から起動できます。