ブログをやっていると、画像を決まった大きさに縮小といった毎回同じような作業が発生するので、GIMPのBatch Image Manipulation Plugin(BIMP)を使って自動化してみました。
結果、画像処理の労力がおおはばに削減できました。
事前準備
GIMPをインストールする
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GIMPの公式サイト(https://www.gimp.org/)を開き、右上の
DOWNLOAD(バージョン) ボタンをクリックします。
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インストーラーをダウンロードします。
デフォルトだとOSを自動判別して対応のインストーラーを表示してくれます。もし使っているOSと表示されているインストーラーのOSが違う場合は、Show downloads forの右側から、自分の使っているOSをクリックすると切り替わります。
ダウンロード先はBitTorrent、Direct、マイクロソフトストアの3種から選べます。(Windowsの場合)
どこでもいいですが、混雑でダウンロードできない場合はダウンロード先を変えるとうまくいくことがあります。
Batch Image Manipulation Plugin(BIMP)をインストールする
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BIMPの公式サイト(https://alessandrofrancesconi.it/projects/bimp/)を開き、
Installer for(OS名)ボタンをクリックします。
ダウンロードしたインストーラーをクリックし、それぞれインストールします。
Batch Image Manipulation Plugin(BIMP)では登録した操作をバッチ操作セットとして保存できるので、バッチ操作セットを保存するフォルダも作っておくとよいです。
GIMP Batch Image Manipulation Pluginの使い方
Batch Image Manipulation Plugin(BIMP)をインストールすると、GIMPのメニューに
Batch Image Manipulation... が表示されます。
バッチ操作セットの +Addをクリックし、行いたい操作を登録します。
操作を登録しおわったら、入力ファイルとオプションの下にある
画像を追加ボタンから、処理を行いたい画像ファイルを選択します。
ファイルを直接選択する方法と、フォルダを指定して、そのフォルダにある画像ファイルを一括して選択する方法があります。
保存フォルダを指定し、
Applyボタンをクリックすると、選択した画像ファイルに一括で登録した操作を実行できます。
+Add→
バッチ操作セットを保存 で登録した操作を保存しておくと、次回以降は保存したバッチ操作セットを読み込むだけでかんたんに設定できます。
Batch Image Manipulation Pluginの使用例
画像の中心を基準に、指定サイズにトリミング
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バッチ操作セットの +Addをクリックし、 切り抜き(トリミング) を選びます。
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サイズを指定して切り抜き(ピクセル値)を選択し、画像の横幅と高さをピクセル単位で入力します。
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Start Fromから「画像中央」を選択して OKをクリックします。
Youtubeの動画部分だけをトリミング
画像の中心や画像の端基準だとうまくトリミングできない場合、開始X座標とY座標を指定して、指定した座標から指定サイズにトリミングすることもできます。
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+Add→ GIMPのフィルターを使用をクリックします。
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検索欄に「crop」と入力し、検索結果からgimp-image-cropを選択します。
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横幅、高さ、開始X座標、開始Y座標をそれぞれ入力して OKボタンを押します。
定型の大きさに縮小+IDを透かし画像で隠す
アプリによっては、スクリーンショットを撮った時にスクリーンショットにユーザーIDが入ってしまうものがあります。
透かし機能を使ってIDの部分を黒塗りすることができます。
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+Add→ 拡大縮小(リサイズ)をクリックします。
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リサイズ後のサイズを指定し、 OKをクリックします。
リサイズ後のサイズのデフォルト単位は%ですが、プルダウンでピクセル単位にもできます。
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ID部分にかぶせる透かし画像を用意します。
ペイントで加工したい画像を開いた後、リサイズ後の大きさに縮小し、ID部分を選択してトリミングします。
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トリミングした画像を黒で全体を塗りつぶし、画像を保存します。
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+Add→ 透かし(ウォーターマーク)をクリックします。
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透かし画像を選び、フォルダマークをクリックして保存した透かし画像を選択します。
サイズを変更したい場合、 Adaptive sizeにチェックを入れてサイズを%で調整できます。
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不透明度・透かしを入れる位置を設定し、 OKをクリックします。