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【イベント終了】音のアーキテクチャ展に行ってきた感想

※このイベントは終了しました。

8/13(月)に「音のアーキテクチャ展」に行ってきました。
会場は六本木の東京ミッドタウンのすみにある、21_21DESIGN SIGHTです。
音のアーキテクチャ展会場 21_21DESIGN SIGHT

音のアーキテクチャ展では、1部の作品をのぞき、写真撮影OK。
動画も15秒未満ならOKということで、カメラを持っていってきました。

音のアーキテクチャ展とは?

展覧会用に作曲された1つの歌をもとに、9組の作家が映像作品を作り、表現するという展覧会。

アーキテクチャとは、様々な部分(パーツ)の組み合わせによって全体が構成される「構造物」を指すと同時に、ある環境の中における人の行動の自由度を決定する「場の力」のことも意味する言葉です。
音楽とは、音色や音域、リズムといった様々な要素によって緻密にデザインされる「構造物」(アーキテクチャ)でありながら、同時に、それ自体が多様な解釈可能性に溢れ、聴く人それぞれの感覚が引き出される「場の力」(アーキテクチャ)を持つものでもあります。
この展覧会は、ミュージシャンの小山田圭吾(Cornelius)が書き下ろした新曲『AUDIO ARCHITECTURE』を、9組のユニークな作家たちがそれぞれの感性のフィルタを通して映像に「翻訳」した作品によって構成されています。
9つの映像作品が自律的に作動し続けながらも、そのすべてがひとつの音楽に呼応し、調和し続ける。
そのようにして創発する「音の構造体」(audio architecture)の中であなたは、自らの五感を自由に遊ばせながら、どんな感覚世界を構築するでしょうか。

ドミニク・チェン 音のアーキテクチャ展リーフレットから引用

音のアーキテクチャ展の感想

入口で最初に目にするのは、音のアーキテクチャ展のロゴを使った映像作品。
文字が、会場から聞こえてくる音楽にあわせて変化していきます。
この作品の前で記念写真を撮る人も多かったです。
音のアーキテクチャ展 ロゴ映像1 音のアーキテクチャ展 ロゴ映像2 音のアーキテクチャ展 ロゴ映像3

中に入ると、3面スクリーンに映し出されたスタジオライブ映像が目に入ります。
音のアーキテクチャ展 スタジオライブ映像

ミュージックビデオ風ですが、曲にあわせて映像がガラっと変わる場面もあって、ドキっとさせられます。

スクリーンと反対側の壁には、楽譜や歌詞の書かれたディスプレイがあります。
音のアーキテクチャ展 楽譜

短い単語を連ねた、シンプルな歌詞。
この歌詞自体も映像作品となっています。
音のアーキテクチャ展 歌詞映像1 音のアーキテクチャ展 歌詞映像2


隣の部屋にいくと、幅が6mくらいはある巨大スクリーンに映像が映しだされています。
作家1人につき2パターンで16種類くらい映像がありました。
音のアーキテクチャ展 ギャラリー2

スクリーンの前は台になっていて、台の上にあがって鑑賞することができます。
映像は台の上にも投影されるので、まるで自分が映像の中に入ったような気持ちがあじわえます。

全体像を眺めたいときは、部屋の後方が段になっているので、高いところから座って見ることも可能。

音楽も低音の振動がビリビリと伝わってきて、迫力があります。

映像作品の中には一部光の点滅がはげしいものがあったので、ポケモンショック(光の点滅を見つづけることによって、けいれんなどの症状を引きおこす)には注意した方がいいかもしれません。

巨大スクリーンの裏は小スクリーンが8つ並んでいて、それぞれの作家の作品を個別に見ることができます。

スリットアニメーションで表現した作品では、映像の前に実物のシートがおいてあり、自分で模様を作ることができました。
音のアーキテクチャ展 スリットアニメーションを使用した作品

自分の顔が映像に映るしかけがある作品もあります。
音のアーキテクチャ展 自分の顔が映像に登場する作品

音のアーキテクチャ展の感想まとめ


会場の21_21DESIGN SIGHTは、外観から見ると狭そうなのですが、地下には広大な空間が広がっていました。

展示されている作品数は少なめですが、そのぶん会場を広々とぜいたくに使っています。
スクリーンに映された映像は連続的に映され、気がつくと2週、3週とループしている魅力があります。

ぜんぶ見るのにかかった時間は2時間くらい。

スクリーンが巨大すぎて、写真ではごく1部しか映らないので、興味がある人はぜひ自分でいってみてください。