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ドラクエリアル脱出ゲーム 大魔王ゾーマからの脱出の感想

幕張メッセで開催されている大魔王ゾーマからの脱出に行ってきました。
ドラクエリアル脱出ゲーム 大魔王ゾーマからの脱出 バナー
前回の竜王迷宮からの脱出(以下、竜王迷宮)との比較もまじえて、感想を書いてみます。
すこしネガティブ気味なので、すでにチケットを買って楽しみにしている方は読まないほうがよいかもです。

※ネタバレ禁止のため画像はありません。

大魔王ゾーマからの脱出の混雑状況

10:00の回だったので、9:40には幕張メッセについたのですが、一般入場列にはすでに多くの人が並んでいて入場するのに20分ほど待ちました。

夏休み期間中ということもあってか、竜王迷宮の時より小学生くらいのお子さま連れの人が多かったです。

大魔王ゾーマからの脱出の感想

謎解き要素がほぼない

竜王迷宮の時は謎解きでつまりつつも、ちゃんと考えればわかるくらいの難易度でよかったのですが、今回は難易度がものすごくさがりました。

コラボ系の脱出ゲームを2、3回くらいしか行ったことがない、リアル脱出ゲーム初心者の私ですら「謎解きイベントとして、これはどうなの……」と思ってしまうくらい謎解き感がなかったです。
もっと謎で悩みたかった!

ドラクエは好きだけど謎解きはそれほど……って人にはいいけど「謎解きが好き」「ドラクエも謎解きも好き」だと、かなり物足りないんじゃないかと思います。

最終問題の答えがものたりない

竜王迷宮の時は最後の謎の答えがひじょうに美しく、 これ以上ないってくらいキレイなオチかたで満足感が高かったです。
今回の大魔王ゾーマからの脱出は最終問題の答えがそこまでキレイにオチきれていないので、パンチに欠ける気がしました。

ゾーマ・ドラクエ3はあまり関係がない

「大魔王ゾーマからの脱出」は、ドラクエ10の世界であるアストルティアにゾーマがあらわれるところからストーリーがはじまります。
実際に冒険するのもアストルティアの世界で、出てくるキャラクターもドラクエ10のキャラクターが中心。(ドラクエ11のキャラクターも出ます)
ゾーマ要素って、ぶっちゃけラスボスがゾーマってだけ。

割り合いにすると、こんな感じ。
大魔王ゾーマからの脱出 割合

ドラクエ10のオールインワンパック(新規にはじめる人向けの拡張ディスクがぜんぶ入ったパッケージ)がでたばかりなので、ドラクエ10の販促イベントっぽい感じがしました。

ストーリー・スタッフさんの演技は最高

厳しめの意見が多くなってしまいましたが、話の展開は実にドラクエらしく楽しめました。
特にエンディングは脱出ゲームだけではなく、その後のリアルでも元気がもらるような、希望にあふれる終わりかたでよかったです。

そしてそれを支えるスタッフさんの熱演は、すばらしいの一言につきます。

謎解きに比重をおかないなら、別料金でドラクエっぽいコスプレ衣装レンタルとかやってくれた方が楽しいかも。

3人以下で参加する時の募集について

大魔王ゾーマからの脱出では、竜王迷宮のとき同様、4人でパーティを組んで進めるようになっています。
3人以下で行く場合は、現地にルイーダの酒場(という名のパーティーメンバー募集スペース)があるのでそこで足りない人数を募集できます。

募集スペースには「のんびり解きたい」「ドラクエ大好き」という看板と、「ガンガン解きたい」「謎解き大好き」という看板がたてられたスペースがあり、自分とプレイスタイルが近い人が探せるようになっています。

ドラクエは好きだけど、脱出ゲームは初めてという人でも安心して参加できるようになっています。

スタッフさんの話によると、ガンガンで4時間、のんびりで6時間くらいかかるとのこと。
(昼食・ぱふぱふ屋の時間も含めて、6時間ちょいでクリアしました)

こちらは3人で行き、現地で1人募集でしたが5分くらいで相手を見つけることができました。

知らない人と組むと、冒険の書などの謎解きセットはさいごに分配する形になると思います。

今回、「ぱふぱふ屋のチケットをあげるかわりに、最後に謎解きセットをくれませんか?」という人と一緒になったので、1人でいきたいけど謎解きセットをぜんぶ持って帰りたいかたは、そういう交渉をしてみるのもいいかもしれません。

大魔王ゾーマからの脱出の職業

大魔王ゾーマからの脱出では、職業ごとに冒険の書(謎解きキット)があり、パーティで1人1人職業を分担して進めていきます。
今回の職業は踊り子、占い師、旅芸人、商人という、勇者というよりは「旅の一座」のような職業。

占い師と旅芸人はアドリブが要求されるので、ムチャ振りされると頭が真っ白になってしまう人は注意。

私は占い師をやらせていただいたのですが、コミュ障には(精神的に)キツいものがありました(笑)
謎解きに使う小物は占い師が1番よかったので、冒険の書を持ちかえってあとでニヤニヤしたい人にはおすすめ。

いろんな意味で難易度が高い(そして1番おいしい)職業は旅芸人。
目立ちたがりの人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

持ちものと服装について

写真とビデオが撮れると便利なので、スマホはちゃんと充電して持っていきましょう。
メモ帳・ノート類は持っていったけど使いませんでした。

服装は、長時間歩くので、歩きやすい靴は必須。
コンクリートの床に問題を広げて座ったりするので、汚れてもいい服装がおすすめです。

竜王迷宮からの脱出と比べて、改善されていたところ

混雑が改善され、歩きやすかった

会場は広々としていて、前回よりも混雑しませんでした。
チェックポイントの待ち時間もあまりなく、わりとスムーズにいきました。

セットのクオリティがすこし上がった

セットは前回より頑張っていました。
とはいえ、もっともっとクオリティをあげて没入感をだしてほしいところ。

後半で行く、幕張メッセの特別会議室を利用した”ある場所”が美しかったです。

ぱふぱふ屋の感想

今回の目玉イベントのうちの1つ(笑)
グッズまたはフードで2000円買うごとに、ぱふぱふ屋の入場チケットが1枚もらえます。
フードは高くても1200円くらいで、1回で2000円以上購入しないとチケットがもらえないので、グッズを買ってチケットをもらう方がいいかも。

大魔王ゾーマのminiペン、スライムサブレ(バター味)は開場前にすでに売りきれていたので、おめあてのグッズがある人は早めに買っておいたほうがよいです。

スタートしてすぐはほぼ並ばずに入れましたが、お昼過ぎてからは長蛇の列ができていました。
一瞬でおわりますし、長時間並んでまで入るとガッカリすると思うので、やりたい人は朝イチで行くのがオススメです。

アイマスクして待っていたときがピークでした。

大魔王ゾーマからの脱出の感想まとめ

ネガティブ寄りの感想になってしまいましたが、大魔王ゾーマからの脱出は決してつまらなくはないんですよ。
むしろ面白い。

でも、前回の竜王迷宮からの脱出がよすぎたので相対的に満足度がさがるというか。
前回の竜王迷宮からの脱出が90点くらいなら、今回の大魔王ゾーマからの脱出は80点くらい。

「大魔王ゾーマからの脱出」なのに、内容がほぼドラクエ10なのが個人的にマイナスポイントでした。
わたしはドラクエ10は最新ストーリーまでクリア済みだけど、ドラクエ10未プレイの人は楽しめたんだろうか。

タイトルと内容があまりあっていない気がします。
ゾーマである必然性があまりなかったのが残念でした。

ドラクエ10中心なら、「冥王ネルゲルからの脱出」でもよかったなぁ。
知名度的にアレだけど。

あと、チケットがもうすこし安いと嬉しい。