RPGツクールMVではデフォルトでスマホ、マウス、キーボード、ゲームパッドの操作に対応しています。
ただデフォルトにはクセがあって、普通に作っているとマウスプレイ時に操作しづらいことがあります。
この記事では、プラグインやイベントの組み方でマウスやスマホのタッチ操作の操作性をあげる方法を紹介します。
プラグインでクリック操作をシンプルにする
デフォルト操作だと、メニューから項目を選ぶ時に項目にカーソルをあわせる→クリックで選択→もう1度クリックで決定となります。
2回もクリックしないといけないのは正直めんどくさい。
そこでおすすめしたいのが、MPP_SimpleTouch3プラグイン。
カーソルをあわせることで選択、クリックで決定にしてくれます。
ゲーム内のオプションからデフォルト操作に戻すこともできるので、プレイヤーさんが自分でプレイしやすい方を選べる点も魅力です。
場所移動の罠
入口の幅が2マス以上ある部屋を作ることって、けっこうありますよね。
部屋の外のマップには部屋マップ入口に移動する場所イベント、部屋の入口には部屋の外のマップに移動するイベントがそれぞれあるとします。
入口から部屋の奥に行こうとクリックすると、さきに横に移動してから奥に移動しようとします。
そのため部屋マップ入口にある場所移動イベントを踏んで、部屋の外にでてしまいます。
こちらは、次の2つの方法どちらかで回避できます。
- 部屋の外から部屋マップへ場所移動するときに、部屋マップ入口にある場所移動イベントより1歩前の位置を設定する
- 場所移動イベントでプレイヤーの向きで判定する
高さが2マス以上あるオブジェクトのイベントはトリガーを「プレイヤーから接触」にする
「像を調べると遠くにある扉が開く」みたいな仕掛けを作る場合、普通に作るとたぶんこんな感じになると思います。
項目 | 設定内容 |
---|---|
画像 | !Other2の像 |
プライオリティ | 通常キャラと同じ |
トリガー | 決定ボタン |
トリガーが「決定ボタン」だと、オブジェクトの下のマスの部分をクリックした時しか判定がありません。
像の上部分をクリックしても反応がないため、マウスプレイヤーだと仕掛けを見過ごしてしまう可能性があります。
トリガーを「プレイヤーから接触」にすることで、像の上部分をクリックしても下部分をクリックしてもイベントが起動するようになります。
「プレイヤーから接触」だとコントローラーでプレイしている時、決定ボタンを押さずに体当りでも調べられてしまいますが、そこらへんは妥協してもいいかなと。
まとめ
ふつうに作っていると微妙にマウスでプレイしづらいRPGツクールMVですが、ちょっとの工夫で操作性を改善できます。
自分でテストプレイする時も、マウス・キーボード・ゲームパッドそれぞれのデバイスで遊んでみるのがおすすめです。