外出自粛の影響で家で過ごすことが多くなった今日このごろ。
最近はボードゲームアリーナで遊ぶ機会が増えました。
この記事では、ブラウザ上でボードゲームが遊べるボードゲームアリーナを紹介します。
ボードゲームアリーナとは?
ボードゲームのオンライン対戦ができるサイトです。
遊べるゲームの数は、100種類以上。
ボードゲームアリーナで公開されているゲームはすべて開発者の許可を得て開発されています。
現在BGA上のすべてのゲームが認可されて、もしくは著作権保持者によって許可されてプレイ可能となっております。しかし、これらが著作権保持者の要求により取り除かれる場合がありますので、ご理解ください(例: ゲームの出版社が改作を発売した場合)。
ボードゲームアリーナは、当ウェブサイトでゲームをプレイすることを許可していただけるすべてのゲーム出版社およびゲームデザイナーに感謝しております。こうして、当ウェブサイト上にゲームが遊べるようになっております。
引用元:ボードゲームアリーナFAQ
ボードゲームアリーナの登録
ボードゲームアリーナ(https://ja.boardgamearena.com/)にアクセスし、「今すぐプレイ」をクリックします。
好きなユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力して「今すぐプレイ」をクリックします。
ユーザー名はすでに登録されている名前は使えません。
認証メールが届くので、認証メールのURLをクリックしたらアカウント登録完了です。
すでにアカウントを持っている場合は、右上の「ログイン」からログインできます。
ボードゲームアリーナの遊び方
ボードゲームアリーナにログインし、上にあるメニューから「今すぐプレイ」をクリックするとマッチングの設定ができます。
1番左は基本「シンプルゲーム」を選んでおきます。
中央は持ち時間の「リアルタイム」か「ターンベース」から選べます。
リアルタイムは持ち時間が2分〜6分ていどでゲーム開始〜終了までリアルタイムで操作します。
ターンベースは持ち時間が6時間〜24時間あり、平日に学校や会社に行きながらでも朝、晩や休み時間を利用して遊ぶことができます。
持ち時間はゲームのテーブルを作る人がテーブル作成時に設定します。
1番重要なのが右側のマッチング形式で、「手動」「自動」「友達」の3種類があります。
オートマッチングで遊ぶ
マッチングを「自動」にした状態でゲーム名の下にある「プレイ!」ボタンをクリックすると自動的に相手を探してくれます。
プレイボタンを押す前に、ゲームの画像の左に表示されている歯車アイコンをクリックすると、ゲームごとに自分の希望する設定でプレイすることができます。
マッチングの設定が「手動」や「友達」になっている場合は設定アイコンは表示されません。
プレイ人数や選択ルール、拡張セットを使用するかなど各設定ごとに4段階から選択できます。
設定 | 説明 |
---|---|
この設定でプレイしても構いません | とくに制約をもうけない。 初期状態は全項目がこの設定になっている。 |
この設定でのプレイは避けたいです | 数分間マッチングしなかった場合にだけ、マッチする。 |
この設定でプレイしたくありません | 長時間マッチしなかった場合にだけ、マッチする。 |
この設定でのプレイは絶対に嫌です | この設定を含むテーブルとマッチしなくなる。 |
たとえば基本セットのルールしか知らないゲームは、拡張セットの設定を「この設定でのプレイは絶対に嫌です」にしておけば基本ルールだけのテーブルとだけマッチングされます。
わたしは2人でガチ対戦すると気まずいので、2人プレイのマッチングはしないようにしています。
「詳細オプションを使用する」をクリックすると使用言語でのマッチングも設定できますが、日本人プレイヤーは少ないため使用言語での制約をかけるのはあまりおすすめしません。
家族・友達とだけ遊ぶ
友達登録する
知り合いと遊ぶ場合は最初に友達登録しておいた方が楽なので、遊ぶ前に設定しておきます。
上のメニューからコミュニティをクリックし、友達に加えるの欄に相手のユーザー名を入力します。
とくに確認画面は表示されないので、名前の打ち間違いに注意してください。
友達に加えると、相手に通知がいきます。
友達と同じゲームに参加する
自分がテーブルを作成して相手を誘うか、相手から誘ってもらいます。
ここでは自分がテーブルを立てる方法を説明します。
同居している(使用しているIPアドレスが同じ)家族と一緒に遊びたい場合は、テーブルを作成する人がプレミアム会員である必要があります。
マッチング形式を「手動」または「友達」にします。
遊びたいゲームの画像の下にある「プレイ!」ボタンをクリックします。(手動に設定している場合は「募集中」と表示される場合もあります)
ゲーム画像の右上に金色のミープル(人型のコマ)マークがついているゲームは、プレミアム会員のみテーブルを作成できます。
新たなテーブルを作成の横にある「作成」ボタンをクリックします。
ゲームの設定や、友達の招待を行います。
参加人数を+ボタン、−ボタンで変更できます。
右上にある「ゲーム参加者制限」をクリックし、グループによる参加制限を「友達リスト」にしておくと自分の友達のみ参加できるテーブルが作成できます。
すでに遊びたい相手が決まっている場合は、「友達を招待する」ボタンから誘いたい友達を選択します。
招待すると相手の画面にシステムメッセージが表示されるので、相手に参加してもらいます。
相手が参加すると、参加者のリストに相手のアカウントが表示されます。
誘った相手がすべて参加したら、ゲームを開始するボタンをクリックします。
ボードゲームアリーナのメリット
身近にボードゲームを遊ぶ相手がいなくても遊べる
有名なゲームなら、5分も待たずにマッチングされます。
日本ユーザーは少なめで外国の人とマッチングされることが多いです。
チャット機能はあるものの、ゲーム進行にチャットが必要なゲーム以外は基本的に黙々とプレイしているので英語ができなくても問題ないです。
自動マッチングした時の準備中の画面で各プレイヤーの使用言語が表示されるので、なにもしゃべらなくても「こいつ(たぶん)英語できないだろうな」というのは相手に伝わっています。
オンライン対戦では負けそうになったら回線切断するような人が問題になりますが、ボードゲームアリーナでは、遊んでいるゲームの途中抜けには厳しめのペナルティを課しています。
負けそうだからといって回線切断するような人はいないので快適に遊べます。
いきなり外国の人と遊ぶのはハードルが高い……という人は日本人グループに入るか、ソロ(1人)プレイ可能なゲームからはじめるとよいです。
上メニューのコミュニティにあるグループを探すで「Japanese」と検索すれば日本人プレイヤーがあつまるグループが見つかります。
ソロプレイは対応しているゲームは数が少ないですが、2020年4月時点では5つありました。
- ラ・グランハ
- キングズ・ギルド
- テルモピュレ
- ダーク・エージェント
- クランズ・オブ・カレドニア(プレミアム会員のみ)
個人的にはダーク・エージェントが面白かったです。(ルールを理解するまでがちょっと大変)
ソロプレイ対応ゲームで遊ぶには基本的にテーブル作成時の設定でゲームモードを「トレーニングモード」、ソロゲームを「オン」にする必要があります。
ダーク・エージェントだけプレイ人数の-ボタンを押してプレイ人数1にして開始できました。
テルモピュレはソロ専用ゲームなので設定する必要はありません。
品切れで手に入らないボードゲームも遊べる
ボードゲームはコマやボードといった製造コストが高く、発売してすぐに買わないと手に入らなくなってしまいます。
ものすごく有名なゲームなら1年くらい待っていれば再販されますが、現在では入手が難しいゲームも多数あります。
ボードゲームアリーナでは「プエルトリコ」や「ナイアガラ」など現在日本版の入手が難しいゲームも遊べます。
「日本語版はプレミア価格になっていて買えないけど、英語版なら定価で買える」というケースもあるので、言語依存のないボードゲームはボードゲームアリーナでルールを覚えて英語版を買うのもアリです。
日本語版が出ていないボードゲームも日本語で遊べる
ボードゲームは世界各国で作られていますが、翻訳されて日本に入ってくるのはその中の一部のみ。
かといって、英語版を買って遊ぶのはふつうの人にはハードルが高かったりします。
ボードゲームアリーナは翻訳をユーザーが有志で行なえるようになっており、ほぼすべてに日本語訳がついています。
ボードゲームアリーナの注意点
ゲームのルールは事前に予習する必要がある
ボードゲームアリーナでゲームを遊ぶときは、ルールを知っていることが前提となります。(登録した直後にプレイできるキャントストップのチュートリアル以外、遊び方の説明はありません)
ゲーム名をクリックすると、ゲームの個別ページが開きます。
個別ページの「ルールブックをダウンロードする」をクリックすると、ルールを解説しているサイトやブログが開きます。
実際にやってみないとわかりにくい部分もあるので、だいたいのルールを覚えたら、あとは実戦で覚えていけばよいです。
情報量の多いゲームはプレイしづらい場合がある
プレイヤー全員で使う共有のゲームボード・個人のプレイヤーボードの両方があるゲームの場合、画面をスクロールしないと全体像が見えなかったり、ゲームボードの書かれた文字が米粒のように小さかったりして見づらい場合があります。
大きめのボードを使う系のゲームは実物で遊んだ方がプレイしやすいかもしれません。
接続が不安定な時間帯がある
現在、日本時間の14時ごろ~は接続がつながりにくいです。
すでにログインしていても接続が切断されてしまうこともあります。
接続が切れても自動的に再接続してくれるのでそれほど問題はないですが、休日の昼間に遊ぼうとする場合はご注意ください。
同居している家族とプレイしたい時はプレミアム会員になる必要がある
ボードゲームアリーナの無料会員は、同一IPアドレスから同じテーブルに入れません。
これは、ボードゲームアリーナの運営方針によるものです。
同じ場所からBGAでプレイすることは一般的ではありません。なぜなら、同じ場所にいるなら実際のボードゲームでプレイできるからです。 この機能をプレミアム会員限定機能にすることは理にかなっています。BGAは世界中のボードゲームを発見して楽しむ手段であり、実際の物理的なゲーム購入の妨げになってはならないのです。
引用元:ボードゲームアリーナFAQ
とはいっても、自分+同居している家族+遠隔地の知りあいと一緒に遊びたい時もあります。
同居している家族と一緒に遊びたい場合は、だれかがプレミアム会員になる必要があります。
プレミアム会員になるには、月額料金を払うかギフトポイントを貯める必要があります。
ギフトポイントはゲームごとに初めて勝利した時に5ポイント、未翻訳のゲームの翻訳をすると1行あたり1ポイントもらえます。
また、ほかの人をボードゲームアリーナに紹介して紹介した人が最初のゲームを終えると5ポイント、5回めのゲームを終えると20ポイントもらえます。
ギフトポイント100で、1ヶ月プレミアム会員権がもらえます。
20種類のゲームに勝てば無料でプレミアム会員になれるので、いろんなゲームをプレイしてみてもよいかもしれません。
プレミアム会員のメリット
プレミアム限定ゲームのテーブルを作成できる
ミープルマークのついたゲームはプレミアム会員の人だけがテーブルを作成できます。
無料会員でもプレミアム会員の人が作ったテーブルに参加できるので、オートマッチングで参加して遊ぶなら無料会員でも問題ないです。
自分でテーブルが作成できると、プレイ人数や拡張あり・なしなど自分好みの設定でゲームできるのがメリットです。
同じIPアドレスから同じテーブルに参加できる
家族とプレイするのがはかどります。
統計情報が見られる
ゲーム終了後、プレイヤーごとに思考時間や勝利点の内訳などが表示されます。
ゲーム終了後もマイページ(?)の履歴から見ることもできます。
ちなみに、これは身内でツォルキンというボードゲームを遊んだ時のデータ。
全員初プレイで、わたしがルールを読んでほかの人に説明しました。(中央がわたし)
ルールを説明した相手にボコボコにされるという。
思考時間が半分くらいしかないので、なんにも考えずにプレイしてるのが丸わかりですね……。
かなり細かくデータが取られているので、ただ眺めていても楽しいし戦術を研究したりするのに使えそうです。
プレミアム会員中なら無料会員のあいだに遊んだゲームの統計情報もさかのぼって見ることができます。
まとめ
以上、ボードゲームアリーナの紹介でした。
準備や片付けの手間がないので、リアルでやるより短時間でサクっとプレイできます。
その一方、BGMや効果音などの演出は最低限しかないので、スマホで出ているボードゲームアプリと比べると淡白な印象を受けます。
ボードゲームは実際に対面でやった方が楽しいのですが、外出自粛が続く今の状況だとなかなか集まる機会もないので試してみるのもよいと思います。