アグリコラのリバイズドエディションを買いました。
オリジナル版はプレミア価格でとても手がだせず、2016年に発売されたリニューアル版のリバイズドエディションも品切れしてからは高騰していました。
2019年7月にリバイズドエディションが再販されて値段が落ちついたこともあり、休みのたびに家族とプレイして10回ほど遊びました。
めちゃくちゃ面白いです。
超有名なゲームなのでいまさら感がありますが、せっかくなので感想レビューを書きます。
アグリコラの面白さ
牧場をうめていく楽しさ
アグリコラは、農場を作って発展させていくゲームです。
作った農場の内容によって勝利点が決まり、勝利点が1番多い人が勝ち。
最初は農場といっても、部屋が2つあるだけのただの草っぱら。
1ラウンドに2回できるアクションを使って、発展させていきます。
(アクション回数は、ゲームの進行によって増加させることもできます)
スッカスカだった牧場がゲーム終盤には埋まって、羊や牛がのびのび繁殖していると心が満たされます。
勝利点で勝ち負けを競うゲームではありますが、負けたら負けたなりに充足感があるのがいいですね。
オリジナル版ではただの丸だった木材や野菜といった資源コマも、リバイズドエディションではちゃんと資源にあった形になっているのもよかったです。
つい「もう1回!」といいたくなる中毒性
アグリコラは頭を使うし、プレイした後はけっこう疲れるゲームなのですが、1回プレイしたあとも再度プレイしたくなる魅力があります。
アグリコラって、自分のミスがわかりやすいんですよね。
だからプレイするたびに「あの時ミスったな、こうすればもっと得点のばせたかも……」という気になる。
そして実際やってみると得点がのびる。
得点がのびると勝てるようになって、勝てるようになるとさらに楽しくなるというプラスのサイクルが自然にまわるようなゲームデザインになっています。
ミスの回数が減ると自分の腕もあがった気がするし、自分の成長を実感しやすいというのも楽しさのポイントです。
そういう意味では、ボードゲーム初心者にこそプレイしてもらいたいボードゲームです。
選択ルールでバリエーション追加
アグリコラ リバイズドエディションには、基本ルールの説明書のほかに選択ルールを記載した付録がついています。
ゲームに慣れてきたら選択ルールを取り入れることで、より戦略性をあげることができます。
うちでは職業カード・小さな進歩カードのドラフトと、累積スペースから取った家畜を直接食料にできなくする(1度自分の農場に入れる)ルールを採用しています。
アグリコラはカード効果の組みあわせが重要なのですが、基本ルールだとカードの引き運によって勝敗がかたよってしまうことがあります。
ドラフトで運要素を減らすことで、ちょうどいいバランスになります。
家畜のルールは取ったものをそのまま焼けると強すぎるため入れていますが、柵や厩の重要性があがって楽しいです。
説明書はリバイズドエディションでわかりやすく
オリジナル版アグリコラは付属の説明書がわかりにくすぎることで有名でしたが、リバイズドエディションでは改善されています。
おかげで、アグリコラのルールを知っている人がいなくても普通にプレイすることができます。
Youtubeでは、すごく丁寧でわかりやすいルール解説をあげている方もいます。
細かいルール説明は省略されていますが、動画を見てから説明書を読むとスムーズにはじめられると思います。
オリジナル版アグリコラとリバイズドエディションの違い
大きく変わったのはプレイ人数です。
オリジナル版が1〜5人だったのに対し、リバイズドエディションは1〜4人。
また、職業カード、進歩カードの枚数が約3分の1に減りました。(リバイズドエディションは職業と小さい進歩が48枚ずつ)
Wikipediaによると、オリジナル版では職業カードが169種類、小さな進歩が139枚あったそう。
プレイ人数の変更により5人プレイ用のカードが削られたんだと思いますが、これはちょっと残念ですね。
そのかわりコンポーネント(駒)はオリジナル版よりいい感じになっています。
職業カードや進歩カードは拡張を入れることで種類を増やせるのですが、リバイズドエディションの拡張(アルティフェクスデッキ)は現在プレミア値なので再販待ちです。
職業バランスは極端に強いカードがなくなって旧版よりマイルドになったというレビューを見かけましたが、実際にプレイした感じだと「これでマイルドに調整されたの!?」と思ってしまうぐらいには強弱があります。
鋤手助手や踏み粘土が強すぎる。
個人的には説明書がわかりやすくなったのが1番大きかったと思います。
旧版は説明書読んでもまったくわからず、遊ぶ前に挫折したので。
アグリコラをやってみたかったけどルールがわからずに挫折したという人は、リバイズドエディションをプレイしてみてはいかがでしょうか?