SPOTというメディアの企画で、ウェブライターのヨッピーさんの「おでかけ記事の書き方講座」をやっていました。
1時間という短い時間でしたが、内容がめちゃくちゃ内容が濃かった……!
私も申し込んだのですが、30名の募集枠に200名以上の申し込みがあったそうで、見事に抽選落ちました。
Youtube Liveで配信していたのを見ましたが、ネタの集め方から企画の立てかたを実例つきで紹介していて、ひじょうに役に立ちました。
時間の都合で見れなかった人もいると思うので、内容をまとめました。
取材記事を書くためにあったほうがいもの
- 名刺(飲食店相手の場合、名刺を渡した方がよい)
- カメラ
- ボイスレコーダー
- ミニ三脚
- 三脚
- ノートパソコン
取材記事制作の手順
- 日々ネタ収集
- バズorSEOを考える
- 企画決定
- 構成決定
- 下調べ
- 取材依頼
- 取材&撮影
- ライティング
- 校正
- 取材先チェック
- 公開
- SNS拡散
文章を書くだけじゃない! ライターの役割
- ライター
- プランナー
- コピーライター
- ディレクター
- インタビュアー
- カメラマン
- モデル
などなど……。
→出来ることが多いほど儲かる!
「エヴァ」のシンジ君ってヘタレ扱いされてるけど、実際どうなの?検証してみたという記事では、実際に次のようなことをしたとのこと。
- 代理店との打ち合わせ
- 企画決定
- 全体の構成の決定
- モデルのアサイン
- レンタカーの手配
- 施設の取材許可取り
- カメラマンの手配
- 動画の撮影
- 当日の香盤表(スケジュール表)
- ライティング
ネタあつめ~日常の中にある1万円をひろう~
今インターネットでどんなことが流行っているのか? をチェックする
今話題の「キャバクラヨガ」ってなに!? エッチなサービスもあるの!? 突撃してきたという記事では、キャバクラヨガが週刊誌に取り上げられた当日に取材申し込み→次の日に取材→掲載の2日後に記事掲載をしたとのこと。
ネタのあつめ方
ニュートピ!
ツイッターで話題になっている記事が自動的に掲載されるサイト。
はてなブックマーク
はてなブログなどのサービスを提供している株式会社はてなのサービスの1つで、オンラインにブックマークを無料で保存できます。
ネタを集める時は、何かないかな?と考えながら見るそうです。
意識していないと見落とすとのこと。
具体的な例として出したのが、「北海道ふっこう割」
北海道ふっこう割(トラベラーズナビ お得に旅するサイト)
政府が1泊につき2万円までを補助する制度(最大3泊まで)
→速報でやって「ふっこう割を使って北海道いってきたよ」という記事を出すと話題になりやすいそうです。
専門領域を作れ!
自分を何を担当するか? 詳しい分野を作る。
たこ焼きなら任せろ→新しい店が出たら即行くとか。
専門領域を作る方法
- 各分野のインフルエンサーをフォロー
- 得意ジャンルの情報を収集
- 検索順位のチェック
- 担当ジャンルの情報発信
情報発信をしていると、新しい店がオープンしたら教えてもらえたりする。
悪いクチコミとかは普通のところだと入手しづらい。→SNSだと集まる
椅子取りゲームに参加しよう
ライバルがいない or 弱いところを狙う。
ここらへんの戦略については、ヨッピーさんの著書『明日クビになっても大丈夫!』に詳しく載っていましたね。
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バズ狙いかSEO狙いか決める
数字を取るにはバズ狙いかSEO狙いどちらかが必要。
バズ狙い
- 今話題になっているもの
- ニュートピ!、はてなブックマーク
- 地上波テレビ番組
SEO狙い
- 検索ボリュームがあるもの
- ライバルが弱いもの
企画の考え方
とりあえずはストレートな記事でオッケー。
- 行ってきた
- 食べてきた
- やってみた
テーマ設定
大事なのは「なぜ、それをするか」
× 話題のお店に行きました
○ 空いている時間を調べにいきました
理由をつけると、ストーリーができる
× ヒッチハイクで日本一周しました
○ 友達に借りたファミコンを返すために鹿児島から北海道までヒッチハイクで行きました
× フリーハグしてきました
○ 合格発表で落ちた人を励ますためにフリーハグをしてきました。
理由は後付け・無理やりでもOK!
奇をてらった企画は難しいので、以下を心がける。
- どこよりも早く
- より詳しく
- より丁寧に
- よりわかりやすく
そこに行くべき理由があるか?
「そこにしかないもの」が入っているか?
課題解決型の場合
(例)京都の観光記事を書こう
- レンタサイクルで京都観光 混んでいる
- 安く行く京都観光
- 3回目の京都観光(マニア向けの観光スポット)
記事構成
バズorSEO、対象によって最適解が変わる
- 時系列に沿ったレポート形式(バズ狙い向き、SEO狙いには不向き)
- エリアごとにまとめた記事
- 人気ランキング形式
- 対談形式
- スタンプラリー型
下調べ
- ネットを駆使
- 人脈を駆使
- 地元民を駆使
ネット以外を使っている人はあまりいない。
地元民を駆使するには、Twitterを使って「○○に住んでいる人教えて」と聞くとのこと。
取材
朝から晩まで死ぬほど詰め込み、書くときに削りまくると内容の濃いものができるそうです。
取材の前に1度行ってみて、よかったら取材申し込みして掲載するとのこと。
取材の前に1回行ってみるのには、取材と取材じゃないときで同じものが出てくるか(取材用に盛っていないか)という効果もあるそう。
行ってみて面白くなかったら書かなくてもいい。
取材時に意識すべき事
- 金額を確認する
- 人と話してプレゼンしてもらう(例:なんでこんなに美味しんですか?)
- 気になった事はぜんぶ聞く
- よく笑い、あくまで丁寧に
店に行ったのにガラガラだった……みたいなキワドイ質問をする
× 店ガラガラですね
○ こんなにうまいのに、なんでこんなにガラガラなんですか?
ライティング
ジャパネットたかたの高田社長を参考に、読んでいる人にプレゼンをする。
語りかけている対象は誰?
読んでいる人は1人に絞る(記事の途中でターゲットが変わっている人をよく見る)
- 知らない人に向けて書くなら「ここは、こうなっています」
- 知っている人に向けて書くなら「こういうところがいいんですよね」
など、文章を変える。
日記を書かない。
メディアからライターさんに求めるもの
とにかく数字!(ただし炎上はダメ)
PV数、シェア数など。
まとめ
- 数字が大事
- できることを増やす(企画や人の手配など)
- 情報収集・情報発信を毎日の習慣にする
- バズorSEOの意識
- 詳しい人に聞け
- 「やる理由」があるか
- 「行く理由」があるか
- 課題を解決する(自分だけが知っている裏ワザやテクニック、こうすると便利だよ、など)
- 詰め込んで削る
- 時系列に並べるな(SEO狙いの場合)
- よく笑ってよく聞く
- 書くときはプレゼンしろ
おでかけ体験型メディアSPOTでは、現在ライター大募集中とのこと。
編集長をつとめるヨッピーさんが企画を考えて依頼することが多いけど、手間がかかるものはやりたがらない人が多いとおっしゃっていました。
そんな中でやるといって1週間くらいで書くような気合が入っているライターさんを募集しているそうです。