Twitterを見ていたら、こんな「VRカラオケ」あったらやりたい!という記事を見つけました。
→【マンガ】こんな「VRカラオケ」あったらやりたい! ゴーグル付けると目の前にファン、盛り上げたり泣いたりライブ感覚に(ねとらぼ)
記事は爆発電波(@explosionpsycho)さんの描いた「こんなVRカラオケがやりたい」という漫画が話題になっているというもの。
あったらやりたいVRのやつ… pic.twitter.com/yZ7EQCp4Za
— 爆発電波 (@explosionpsycho) 2018年10月25日
たしかに面白そうだなー。
と記事を読んでいたところ……
コメントでは「絶対需要ある」「行きたい」と同意の声が上がり、8万近いいいねが集まる人気に。
またその声に、似たようなVRカラオケがあるといった声も上がり、こちらも知らなかった人から「あるのか!」と話題に。紹介されているのは、VRでカラオケルームを巨大なライブ会場に変えて歌える、カラオケファンタジーの「Fantasy VR Stage+」。
他にもPlayStation VR対応の「JOYSOUND VR」や、以前にはバンドのメンバーに囲まれながら歌えるVRカラオケも登場していました。
あるのかよ!
あるなら行くしかない。
というわけで、VRカラオケ「Fantasy VR Stage+」体験レポートです。
VRカラオケの内装
やってきたのは、カラオケファンタジー水道橋店。
5FにVRルームがあります。
(VRじゃない普通の部屋もあります)
VRルームは小さめのテーブルに、イスが4脚と予備イスが2つ。
まさかの6人部屋である(1人で予約した)
黄色いバーの奥がステージエリア(VRで認識されるエリア)となっています。
エリアの広さは1m×2mくらい。
動きまわるわけではないので、広さはじゅうぶんです。
選曲はデンモクで! 操作方法はふつうのカラオケと同じ
選曲はふつうのカラオケと同様、タッチパネル式のデンモク(キョクナビ)でおこないます。
カラオケの機種はJOYSOUND MAX。
採点やアリーナサウンドといった機能も使えます。
曲を入れたらヘッドセットをかぶり、カラオケスタート。
ヘッドセットの下につけるフェイスマスク(衛生布)はなかったので、気になる人は自前で持っていきましょう。
(帰るときに感想を聞かれたので、マスクが欲しいとの要望はだしておきました)
360°映像でVRステージへ
ヘッドセットをかぶると目の前には、さいたまスーパーアリーナをイメージしたというステージが広がります。
映像は360度作りこまれているので、もちろんステージの横や後ろも見えますよ。
正面にはサイリウムを振る観客たちと、巨大スクリーンが見えます。
VR上のスクリーンに、ふだんカラオケで流れる映像や字幕が映るしくみ。
本人映像やアニメ映像もばっちり映ります。
採点した場合は音程バーも映りますが、画面がぼやけた感じになるのですこし見づらかったです。
炎が噴きだす! 雪が舞う!! VRならではの演出機能も
VR画面の中には、スタッフキャラクターがいます。
ステージの前に4人、左右のステージ袖にそれぞれ1人ずつ。
スタッフキャラクターはアイコンのかかれたジャンパーを着ており、視線をあわすとアイコンに対応した演出がはじまります。
また、足元を見るとステージのモードを変更することができます。
「しっとり」「ノリノリ」「はげしい」といった3種類のモードがあり、演出の種類もモードによって変化します。
しっとりだと雪や桜が舞う演出があったり、ノリノリだと花火を打ちあげる演出があったり。
モードを「はげしい」にすると巨大なミラーボールが出現するなど、背景もモードによって変化します。
ただ変わるのは背景と演出だけなので、観客の反応までは変わりません。(ずっとサイリウムを振っている)
もともとカラオケには歌詞にあった背景映像が出てくるしくみがあるので、観客の反応を変えるのも技術的には十分できそうです。
パラッパラッパーなどの音ゲーだとプレイの内容で映像が変化したので(ミスると画面がゆがんでいったり)、いろいろと改良の余地はありそう。
ちなみにカラオケのマイクにはトラッカーがつけられていて、上にかざすと観客席から拍手が起こったりします。
歌っている人以外にはどう見える?
ステージエリア上部には、VRで見ている画面が映るモニターがあります。
また、壁にプロジェククターでステージ部分をのぞいたふつうのカラオケ映像が流れています。
しかしVRを楽しんでいる人をほかの人が眺めているのって、想像しただけでシュールな絵面です。
ぜひ複数人数で行った人の感想も聞きたいところ。
VRヒトカラのハードルは高い
斬新な体験ができて楽しいのですが、ひとりでカラオケ(ヒトカラ)するにはちょっと難があります。
カラオケファンタジー水道橋店のVR部屋は鍵がかかりません。
加えてVRの場合ヘッドセットをかぶっていたら周りが見えません。
入ってこようと思えば誰でも入ってこれる部屋に、周囲が見えない状態で1人というのは、けっこう恐怖かなぁと思います。
お店側も1人での使用は想定していなさそうですけどね。(6人部屋だし)
ちなみに、貴重品はステージエリアの奥にも置けるように袋があるので、サイフや携帯は奥に入れておくと安心です。
VRって1人で遊ぶのに向いたコンテンツだし、ひとりカラオケ専門店のワンカラあたりにVR部屋ができたら楽しそうだな、と思いました。
1部屋1部屋にVR動かせるパソコンと機器を置くのは大変なので、パソコンの不要なスタンドアロン(単独)型VRのが普及してきたら実現できそうな気がします。
マイクを近づけすぎるとヘッドセットとマイクがあたってしまったり、マイクを離しすぎると音が拾えなかったりするので、ヘッドセット自体もスリムになっていくといいですね。
VRカラオケの料金
室料3000円(税込3240円/1時間)+ワンドリンク制です。
最初にVRの説明がありますが、説明が終わってから利用時間のカウントがスタートするので損することはありません。
カラオケファンタジー店舗情報
わたしが行ったのはカラオケファンタジーの水道橋店でしたが、VRカラオケは新宿東口店、立川南駅前店、本厚木北口店などの9店舗にあります。
店名 | カラオケファンタジー 水道橋店 |
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営業時間 | 11:30~翌5:00 |
電話番号 | 03-3237-4571 |
ホームページ | https://karaoke-fantasy.com/ |
まとめ
1時間歌って室料3240円+ドリンク代302円で3542円。
1人だと部屋代が高くてツライところです。
室料は人数が増えても同じなので、話のネタとして行くなら複数人数での利用がおすすめです。