VR ZONE新宿でドラゴンクエストVRをプレイしにいったついでに、1day4チケットを使ってほかのVRも遊んできました。
アミューズメント施設のVRは、以前行ったVR Park 池袋(現在は閉店)に続いて2回目です。
ドラゴンクエストVRの感想記事はこちら。
※2018/12/14追記:
VR ZONE新宿は2019年3月末に閉館します。
近未来的でオシャレな内装
VR ZONE新宿を見て最初におもったのが、「でかい! 広い!」ということ。
VR PARK池袋はゲームセンターのあるビルに1フロアだけ入居していたけど、VR ZONE新宿は独立した2階建ての建物となっています。
中では15種類以上のVRゲームで遊べ、VRのテーマパークといったところ。
建物に入ってまず注目するのが、広々としたホールにある巨大なプロジェクションマッピング。
いまはドラゴンクエストVRにあわせて、世界樹をイメージした映像が映しだされていました。
映し出される映像は、たまに変わります。
パックマンのキャラクターが床1面に飛びだしてくるような演出もありました。
意味もなく光るカッコイイ階段が、近未来感を感じさせます。
ゲーム用のマウスもそうだけど、やたら光らせるの大好きですよね。
1day4チケットセットでお得に遊ぶ
遊ぶためのチケットは、ネットで事前に購入するほか、館内にある券売機で買うこともできます。
単品で買うより、チケットセットを買う方がお得になります。
こちらが1day4チケットセット。(入場券つき)
1day4チケットセットは、VR ZONE新宿の入場券もついているので、入場前にネットから買っておくと入場料ぶんお得になります。
色が4色にわかれているけど、どの色も同じです。
1つプレイするごとに、1枚チケットを使います。
チケット6枚がセットになった、1day6チケットセットもあります。
マリオカートアーケード グランプリVR
『マリオカートアーケード グランプリVR』はVR ZONE新宿の中でも1番人気のアクティビティで、待機列には常に人がいました。
プレイした時もすでに人が並んでいましたが、待機列にはイスがおいてあり、座って待てるので待つのはそこまでツラくなかったです。
4人同時プレイで、レースの順位を競います。
使えるキャラクターはマリオ、ルイージ、ピーチ姫、ヨッシー。
キャラクター性能差はありません。
筐体は4台並んでいますが、2台ずつパーティションで区切られているため、2人組みでも違和感なく楽しめるようになっています。
マリオカートアーケード グランプリVRのコースは、いくつかのエリアが分かれています。
マリオサーキットのようなレース場からはじまり、パックンフラワーのいる平原を抜け、クッパ城を走ります。
エリアとエリアの間はジャンプバンで思いっきりジャンプ!
スピード感と高度感がすごく、おもわずお腹がヒューッとなって身をすくめてしまうほど。
コースも障害物があり、一筋縄ではいきません。
横から歩いてきたボム兵にあたってスピンさせられたり、火の玉やドッスンの真横をすり抜けて走っていきます。
そしてマリオカートといえば、アイテムによる妨害ですよね。
マリオカートアーケード グランプリVRでは、バナナ、ミドリこうら、ハンマーの3つの攻撃アイテムが登場します。
バナナとミドリこうらは1回使い切りですが、ハンマーはアイテムを取ってから10秒間使うことができます。
対戦相手を次々とスピンさせられるので、一発逆転も狙えます。
プレイ中、障害物にあたりまくってしまい、中盤までビリを走っていたのですが、先頭集団がアイテムによるつぶしあいをしているところをハンマーを振りまわしながら駆け抜け、1位で逆転ゴールできました。
アイテムは効果は強力ですが、ミドリこうら以外は射程が短いので、引き離されすぎると意味がありません。
この辺のバランスがうまいなぁと思いました。
わたしはマリオカートの中ではスーパーファミコン版がいちばん好きで、3Dのマリオカートはあまり好きじゃないので、楽しめるかすこし不安でした。
マリオカートアーケード グランプリVRはグラフィックは3Dですがコース自体は2Dなので、スーパーファミコン版に慣れ親しんだ私でもすんなり入っていけました。
難点は、座席が思いのほか揺れるので、終わったあとは背中がちょっと痛かったです。
極限度胸試し ハネチャリ
続いては、自転車をこいで空を飛ぶ人気アクティビティ・ハネチャリを体験。
ペダルをこぎながらグライダーを操作し、4分の制限時間内にゴールの天空城を目指すゲームです。
スタート地点は崖の上。
恐くて1歩も進めないまま、ゲームオーバーになってしまう人もいるそう。
自分が乗るグライダーが骨組みなのが、また不安をそそります。
わたしも高いところが苦手で足がすくむけど、おもいきって漕ぎだします。
ペダルを漕ぐと機体が上昇し、漕がないと下降します。
ペダルを漕がずにハンドルを前に倒すと、滑空しながら進みます。
進んでいる時は高度がさがっていくので、思ったより恐くなかったです。
順調に飛んでいると思ったら、ちょっとドッキリさせられる仕掛けがでてくるなど、コースのスパイスもきいています。
河の上を飛んでいき、コウモリの出る洞窟を抜けると、大きな石像が見えます。
遺跡があったり、どことなくファンタジックな世界観が魅力ですね。
結果は2着でゴール。
1位の人はこっちがコースの3分の2地点まで進んだところでもうゴールしていたから、けっこう人によって差がでそうでした。
ゴール後は、残りのプレイヤーさんがゴールするのを待ちます。
はやくにゴールしてしまうと、待っているあいだやることがなくてヒマかも。
この回はプレイヤー全員が制限時間内にゴールできました。
時間はかなり余裕があるので、あわてずいけば平気です。
マリオカートは足の長さにあわせてペダルの位置を調節してくれるのですが、ハネチャリはペダルが遠くて漕ぎにくいなぁと思ったら、身長制限150cm!
私の身長は149cmなので、1cmサバを読んでしまいました。
背の低い方はご注意を。
冒険川下りVR ラピッドリバー
こちらは9/13に入ったばかりの新しいアクティビティ。
4人乗りのボートに乗りこんで川下り体験が楽しめます。
新規アクティビティということもあって、人もそこそこ並んでいました。
ラピッドリバーの待機列にはイスがないので、疲れていたこともあって待ち時間が長く感じました。
そして待ち時間に聞こえるのは、「脱出病棟Ω」をプレイしている方々の叫び声。
女の人だけじゃなく、男の人までガチで叫んでるんですよ。
なにそれ恐い。
ラピッドリバーVRでは、パドルとなるスティックを渡され、じっさいに漕ぐ動作をしてボートを操作します。
こちらが乗り込むボートの筐体。
2名ずつ背中合わせにして座ります。
プレイにあわせて、左右に動きます。
操作が特徴的で、前を右に曲りたい時は左側に座っている人が漕ぎ、左に曲りたい時は右側に座っている人が漕ぎます。
ぜんいんで漕ぐと、ボートが前に進みます。
ぜんいんで息をあわせないと進めないので、グループで遊ぶのにピッタリですね。
2人よりかは3人、4人で遊んだ方が盛りあがりそう。
操作の仕様上、1人だと遊べないので1人の場合はほかの人と相席になります。
コースが2通りあり、右側に行くと激流コース、左側に行くと遺跡コースに入ります。
なにも知らずに激流コースへ行ってしまったのだけど、激流コースは景色があまり変わらないので、ちょっと物足りませんでした。
ハネチャリは最初の説明の時にコースの説明があったので、ラピッドリバーにもコースの説明が欲しかったです。
VRシネマティックアトラクション アーガイルシフト
ロボットに乗るやつもやっておきたい! ということで最後にプレイしたのは『アーガイルシフト』。
姉はホラーの『脱出病棟Ω』がやりたいというので、わかれて1人で体験してきました。
待機列が釣りVRとマリオカートの待機列のあいだにあって、入口が少しわかりにくいです。
ちょっと奥まったところにあります。
アーガイルシフトは、世界観設定・シナリオを『攻殻機動隊』シリーズを手がけるProduction I.G、メカニックデザインを『機動戦士ガンダム00』、『ゼノブレイドクロス』の柳瀬敬之が担当するなど、クリエイター陣がめちゃくちゃ豪華!
プレイヤーはAIヒューマイド・アイネといっしょに新規開発されたロボットに乗りこみ、降下試験を受けることになります。
ゲームの筐体には壁はついていなくてイスだけなのですが、映像が横一面に表示されると、一瞬にしてコックピットにいるような感覚が味わえます。
VRゲームがほかの3Dゲームとは違うところに、「距離感」を感じられるというものがあります。
アーガイルシフトは、その距離感をすごくうまく使ったアクティビティです。
アイネちゃんに至近距離からのぞきこまれるシーンは、思わずドキドキさせられます。
ゲームでは降下試験中に敵ロボットに襲われ戦闘になるのですが、にこやかに話していたアイネちゃんが一転、キリっとした真剣な表情に変わるのがまたいいんですよ。
女のわたしでさえオヤジ化させてしまうアイネちゃんの可愛さがヤバい。
ちなみに、おっぱいは揺れます。(重要)
それも男性向けの「そんな揺れ方しねーよ」というわざとらしい感じじゃなく、さりげなく揺れるのがポイント高し。
まあ、乳揺れ自体がファンタジーですが(笑)
ものすごく盛りあがったところで「To Be Continued」となって終わってしまうので、続きが気になります。
VR ZONE新宿に行った感想
カップル層を意識したアクティビティが多い
VR ZONE新宿のアクティビティは、「カップル客を意識して作られているなぁ」と感じました。
4人同時プレイできるゲームでも座席が2-2で分かれているものが多いので、2人の世界を作りだせます。
3人組みだと2-1で分かれることになってしまうので、ちょっと微妙かも。
1人で行く場合、『ラピッドリバー』と『脱出病棟Ω』は1人プレイができないため、ほかの人と相席になります。
姉が体験した『脱出病棟Ω』は、2人で力をあわせて解くパズルのようなものがあったとのこと。
カップル + 自分という組みあわせになったら、精神的にキツそうだ……。
細かい心配りが嬉しい
VR ZONE新宿には、座るところが多く用意されています。
VRはプレイしているとはしゃぎすぎて疲れることも多いので、疲れてもゆっくり座って休めるのが、ありがたいです。
人気で待機列が長くなるマリオカートやハネチャリといったアクティビティは、待機列にもイスがおいてあって座って待てたり、スマホの充電ができる機械が置いてあったりと、細かい心配りが嬉しいです。
はじめてのゲームだと操作方法もよくわかっていなくて不安ですが、VR ZONE新宿では待ち時間のあいだにゲーム説明や操作方法が書かれたパネルを渡してくれるので、心の余裕をもってゲームに挑めるところもよかったです。
館内レストランGLAMPER’S(グランパーズ)の雰囲気がよい
VR ZONE新宿がまだできてから1年ちょっとということもあり、お店がキレイで雰囲気がよいです。
食事メニューの種類はあまりないのですが、味はおいしいです。
壁の一部がボルダリングができるようになっているんですが、プロジェクションマッピングの映像が映しだされてめちゃくちゃキレイ。
時間経過によってシーンが切りかわります。
夏の日中から、夜のシーンまで幻想的な雰囲気が味わえます。
自分の動きにあわせてエフェクトが出たりもします。
レストラン内には、プロジェクションマッピングされた壁をボルダリングする「トラップクライミング」や、高さ7mまで吊り上げられてすべり台で落下する「ナイアガラドロップ」というアクティビティがあります。
食事しながら、ナイアガラドロップをやっている人を眺めたりできました。
料金はVR ZONEのアクティビティとは別料金で、リゾートアクティビティ当日チケットというものが必要になります。
まとめ
VR ZONE新宿は予想以上に面白いところでした。
館内の雰囲気作りがすごくうまくて、遊んで楽しいだけじゃなく、見ているだけでも楽しくなってきます。
ただアクティビティはあまりリピート性はありません。
VR PARK池袋のゲームは、クリア時にスコアやランクが表示されて何回もプレイしたくなるような仕組みがありました。
VR ZONE新宿のゲームはゲーム性はあまりなく、体験重視なので1回ずつやれば十分かな、という気もします。
マリオカートにしてもハネチャリにしても、自分がどのくらいのタイムでクリアして何着だったかがわかれば、次はベストタイムを目指そう! という遊び方もできると思うので改善していってほしいですね。
当日は平日の日中、それも雨ということで館内は空いていて、14:30~16:00の1時間30分くらいで4アクティビティを回れました。
待ち時間は人気のアクティビティでも30分くらい。
休日や平日の夜だと、もっと待ち時間が長くなると思われます。
VR ZONE新宿の近くには、常設でリアル脱出ゲームが楽しめる「東京ミステリーサーカス」やTOHOシネマズといった施設もあり、時間があればハシゴするのも楽しいです。
VRで遊びたいけど新宿は遠い! という人は、namcoのゲームセンターやイオンショッピングモールの中で遊べるVR ZONE Portalというのもあります。
アクティビティの種類はVR ZONE新宿より少ないものの、遊べるお店が増えるのは嬉しいですよね。
気になる方は、公式サイトから調べてみてはいかがでしょうか。